言いづらいことを伝える 1

コミュニケーション

言いづらいことを伝える時のポイント -その 1/3-

コロナ禍で人との接触が制限されるようになりました。そんな中オンライン飲み会、オンライン会議、オンライン帰省など「オンライン」が枕詞になった言葉を耳にするようになりました。

反面、これからは人と直接会って話す機会も少なくなります。ますますコミュニケーションが難しい時代になってきます。

今日はそんな中、職場で「言いづらいことを伝える時のポイント」をご紹介します。

日常の仕事では部下、同僚、後輩に対して注意をしないといけない事が発生すると思います。そんな時、皆さんはどうしていますか?

誰もが一度や二度、いやいや時々の方もいるかも知れませんが、皆さんも経験があると思います。

または、忙しそうにしている人に、仕事のお願いをしないといけない場面もあります。反対に断わらなければいけない場面も「言いづらいこと」ですよね。

今回ご紹介する「言いづらいことを伝える時のポイント」を知ることで、相手との関係を悪化させること無く、言うべきことが、伝えられるようになります。

なぜ、これまで、こういった場面で対処に困ったのでしょうか?そこには下記のような恐怖や不安があるからでは無いでしょうか。

 ・これを⾔ったら、私は嫌われてしまうかもしれない
 ・これを⾔ったら、関係が壊れてしまうかもしれない
 ・これを⾔ったら、相⼿を傷つけてしまうかもしれない

では、なぜ、上記のような恐怖や不安が起きるのでしょうか?

それは「言いづらいこと」を相手に話したり、伝えたりすることを学んだことがないからです。私も「どうしたら、いいの~~~」で止まっていました。

大人しくて、まじめな後輩に仕事のミスを挽回させないといけなかったり、注意を促したりする場面で、感情のスイッチが入ってしまい、きつく注意をしたりすると、

相手が委縮して「はい・・・」しか返ってこなかったりします。完全に扉を閉じられてしまうパターンです。

また、期限を守らない同僚に資料提出の催促をいれたり、何度も何度も同じことが繰り返される厄介な人にはどう対処したら良いのか、お手上げの時もありました。

こんな、どこの職場にでもある日常のシーンが、こじれると「事の問題」から「人間関係の問題」へと発展していくことが、実際に多くなってきたように感じています。

リーマンショック以降、人間関係がリスクをはらむ時代になったと感じています。それは、

・職場における立場・価値観・バックグラウンドの多様化
 →年下上司、年上部下、時短勤務者、中途入社上司、契約社員

・デジタルコミュニケーションの発展・対人関係の変化
 →メール、SNSなど文字による伝達(顔が見えない/記録に残る)
  本人がいたら言わないような事を、つい、つぶやいたり・・・

・対人関係のストレスの増加、コミュニケーションの難易度アップ
 →「ハラスメントワード」の増加、何で分かってくれないの・・・、
  そこまで言われても・・・、モチベーションが・・・ etc.

以前であれば、仕事中の雑談や飲み会、社内イベントなどで、ゆっくりと話をすることが出来て、「人となり」を知ることが出来た。多少の疎通の悪さをカバーできた時代だった。

今は分からないため、不安、不信、遠慮が発生するような気がします。

本当にちょっとしたコミュニケーションでも、難しい時代になったと感じています。そして職場の悩みの9割以上が、コミュニケーションと人間関係の問題だと言われるようになっています。

それでは、今日はここまでにして、次回は具体的な事例を紹介していきます。

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